IT技術者(ITエンジニア)は、IT分野に関する知識だけではなく、非常に幅広いスキルが求められます。また、IT技術者に対して、伸ばすべきスキルを見極めることが重要です。 それでは、IT技術者に求められるスキルの例と、必要となる場面や理由について解説します。

データベースやネットワークに関する知識

IT分野に関する基礎知識は、すべてのIT技術者に必要なスキルです。データベースの方式や設計手法といったデータベース関連知識、通信プロトコルやネットワーク管理といったネットワーク関連知識、それに加えて基礎的なセキュリティの知識も重要です。

プログラミングスキル

プログラミングスキルとは、システム開発におけるプログラム構造についての理解や、プログラミング言語の知識のことです。アプリケーション開発を行う場面や、システムの構築を担当する場面では、特に必要性が高いスキルです。 業務システムやスマホアプリといった開発領域、案件内容に応じて、プログラミング言語の熟練使用が必要です。

ドキュメント作成スキル

ドキュメント作成スキルは、要件定義書や詳細設計書、テスト仕様書といったさまざまなドキュメントを作成する能力です。具体的には、ドキュメントを作成するプロセスやコツがドキュメント作成スキルに該当します。 アプリケーションやシステムの開発時には、ドキュメントの作成業務が必ず発生するため、IT技術者が身に付けておきたいスキルのひとつです。

コミュニケーションスキル

IT技術者は業務上、社内外の担当者とコミュニケーションを取る場面が非常に多いものです。システム要件を定義するためのヒアリングや開発内容の伝達、各所とのスケジュール調整といった場面で、コミュニケーションスキルが必要となります。 伝わりやすい話し方ができる、あるいは相手の意見を正しく理解できるといったコミュニケーションスキルを身に付けることで、業務効率化や生産性の向上につながります。